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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2021年6月24日更新
ガソリン117％全国で前年超え　軽油108％九州堅調ー石連４月地域別販売実績
　石油連盟の「都道府県別石油製品販売総括（速報）」によると、４月のガソリン販売量は３６４万９２５１キロリットルで前年比１１７・１％だった。新型コロナウイルス感染拡大にともなう前年の激しい落ち込みの反動で大幅な伸びを示した。軽油は２６６万４１２２キロリットルで１０８・１％。いずれも２カ月続けて前年実績を上回ったほか、ガソリンは全都道府県で上振れした。灯油は71万７５０８キロリットルで67・０％だった。

コロナ禍反動 ２ヵ月増

　新型コロナ禍前の前々年との比較では、ガソリンは91・５％と伸び悩んでおり、本格的な需要回復は道半ばといった情勢だ。
　一方、軽油は98・６％と底堅さがみられる。灯油は64・２％だった。
　複数の燃料商社筋の話を総合すると、４月のガソリン販売量は前年比で１１０〜１１５％ほど、前々年比で90％程度だった。軽油は前年比で１００％台前半、前々年比で１００％前後といった状況。灯油は前年比、前々年比ともに60％台との声が聞かれる。
　前年４月とくらべて商況への影響は小さかったが、経済活動は引き続き制約を受けた。政府は３月21日に２回目の緊急事態宣言を解除したものの、わずか半月後の４月５日に大阪や宮城など３府県に「まん延防止等重点措置」を適用。対象地域は20日までに10都府県に拡大した。さらに大型連休を目前に控える25日には、東京や大阪など４都府県を対象に緊急事態宣言の再発令に踏み切った。
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