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2020年3月19日更新
3月中旬仕入れ低下も反映途上 79 〜97円でバラつきー生協灯油配達値
 原油価格下落による仕入れコスト低下を受けて、灯油需要地の生協配達価格は軟化傾向を示している。ただ3月中旬時点では、生協によってコスト低下の反映度に差があり、㍑79〜97円(定期配送・100㍑以上購入時)とバラつきが大きい。

 大手元売の仕切価格は、2月後半に2週連続で上昇した後、3月上旬から急落している。一方、3月中旬までに価格改定を打ち出した生協は、東北地区ではコープあおもりが9日から3円下げて84円、山形共立社が16日から4円値下げし92円とした。
 中部・北陸地区では、富山県生協が9日に2円、16日に3円下げて90円に設定。新潟・コープクルコは9日から2円下げて97円、コープながのは16日から2円下げて松本向け93円、コープいしかわは23日から84円に4円下げる。
 3月に入って値下げを打ち出した生協の価格は、コープあおもりと新潟クルコが前年同期と同値。山形共立社、コープながの、富山県生協は前年水準を下回った。3月の原油価格急落は元売仕切り、陸上スポット価格ともに反映途上にあり、生協も価格の落ち着きどころを見極めている感がある。
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