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2021年2月10日更新
石油業界VOC削む減進 SSで25%減少 製油所5割近く 2019年度基準年比
 石油業界で大気汚染物質のVOC(揮発性有機化合物)削減が進んでいる。経済産業省のまとめによると、2019年度のSSにおけるVOCの一種である燃料蒸発ガス(ガソリンベーパー)排出量は8万9916㌧と基準年の2000年度にくらべて25%減少し、削減が進んだ。

 タンクローリーからのガソリン荷卸し時(ステージ1)や自動車への給油時(ステージ2)の削減対策が効果をあげた。全石連は2024年度までにSSのVOC排出量を基準年度比3割削減を目指しており、目標達成に向けた成果が着実に出ている。
 同省が8日の産業構造審議会産業技術環境分科会産業環境対策小委員会(委員長・東海明宏大阪大学大学院工学研究科教授)にVOC排出抑制に向けた産業界の自主的取り組み状況として報告した。
 SSのVOC対策としては同省と環境省が、ベーパー回収装置付き計量機を設置したSSを「大気環境配慮型SS」(通称「e→AS」=イーアス)として認定する制度を2018年に導入している。
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