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2019年12月3日更新
10月統計速報 増税・台風影響くっきり、燃油計92・6%1306万㎘
10月の石油製品需要には、消費増税と台風被害の影響がくっきりと表れた。資源エネルギー庁が発表した10月の石油統計速報によると、燃料油国内販売量は1305万9772キロリットル、前年同月比92・6%と大幅に減少した。 国内販売量の前年割れは2カ月ぶり。前年同月実績を上回った油種はなく、もっとも減少率が低かった軽油も、4カ月ぶり前年割れの97・4%にとどまるなど、全油種が低調に終わった。
 ガソリンは95・8%の394万キロリットルで、2カ月ぶりの前年割れ。月前半には消費増税の影響が表れ、中旬の3連休は台風19号に見舞われた。灯油は76・2%ともっとも減少率が高く、2カ月ぶりに前年を下回った。前々年の配送混乱の経験から、前年に在庫確保を図った販売業者が多く、反動でマイナス幅が拡大した。
 A重油は95・5%で6カ月連続、B・C重油は81・2%で4カ月連続前年割れと、低調が続いた。B・C重油の70万キロリットル割れは、8カ月連続に伸びた。
 ナフサは91・3%で2カ月連続前年割れ。ジェット燃料油も95・2%と、2カ月ぶりに前年を下回った。


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