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2019年6月7日更新
出光興産 徳山に大型発電所建設、木質バイオマス出力5万kW
 出光興産は3日、検討していた徳山事業所での木質バイオマス発電事業を正式に推進すると発表した。再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用し、発電出力5万㌔㍗の大型発電所を運用する事業で、出光昭和シェルのバイオマス発電出力は合計11万2590㌔㍗に増大する。
 徳山事業所は、2014年3月に石油精製機能を停止。現在は化学事業の拠点として運用されている。バイオマス発電事業は、製油所跡地と既存インフラを活用して、発電出力5万㌔㍗、年間発電規模3億6000万㌔㍗時(約10万世帯分)の発電所を建設し、2022年度内の営業運転開始を目指す。
 発電燃料には当面、輸入木質ペレットやパーム椰子殻を使用するが、中長期的には国産間伐材や製材端材などを用いる方針だ。
 出光昭和シェルのバイオマス発電事業は、2015年4月に土佐グリーンパワー(6250㌔㍗・出資比率50%)同年11月に京浜バイオマス発電所(4万9000㌔㍗)2016年4月に福井グリーンパワー(7340㌔㍗・出資比率10%)を稼働している。
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