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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2020年6月19日更新
東京湾岸を〝 ゼロエミ〟版シリコンバレーに　産官学連携の協議会第１回総会　ＣＯ₂削減を世界に発信

ウェブ開催されたゼロエミベイ総会
ＪＸＴＧ、出光、コスモ、富士石など参画

　産業技術総合研究所（産総研）は16日、東京湾岸地域に集まる石油、ガス、電力などの企業と研究機関や大学の産官学連携を目指す「東京湾岸ゼロエミッションイノベーション協議会」（ゼロエミベイ）の第１回総会を開き、約90の企業、大学、研究機関、行政が参加した。
　ＣＯ₂（二酸化炭素）を炭素資源として再利用するカーボンリサイクルやＣＣＵＳ（二酸化炭素回収・有効利用・貯留）、水素といった革新的環境技術の確立に向けた研究開発・実証事業を企業間連携で進め、新たなビジネスモデルの構築につなげる。成果を世界に発信し、日本のＣＯ₂削減への貢献をアピールする場としての機能を果たす。
　石油関係ではＪＸＴＧホールディングス、出光興産、コスモ石油、富士石油、石油資源開発、岩谷産業、石油エネルギー技術センター（ＪＰＥＣ）、石油コンビナート高度統合運営技術研究組合（ＲＩＮＧ）が参加している。
　柏木孝夫（東京工業大学名誉教授）会長は「ＣＯ₂を大幅削減するには中長期的な取り組みが必要で単純な産学連携だけでなく企業間・産業間の連携が欠かせない。東京湾岸で世界初のゼロエミッション版シリコンバレーを目指す」と述べ、意気込みを語った。
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