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2018年7月13日更新
出光・昭シ経営統合 共同会見 月岡氏「伝統のブランド当面併存」/亀岡氏「製油所統廃合考えていない」
 出光興産と昭和シェル石油が、経営統合合意で10日に開いた共同記者会見の質疑概要は次の通り。
 
---新会社の形について
 (月岡氏)創業家、昭シ、出光の3者が合意できる、最善の形を模索して決めた。
 (亀岡氏)トレードネームについて分かりやすい例をあげると、東日本旅客鉄道さんにとっての〝JR東日本〞のような形とお考えいただきたい。昭和シェル石油の法人登記は残るが、今後両社の社員がどのような形で働くことになるかは検討を進めている。

---昭シ大株主のサウジアラムコとの関係は
 (月岡氏)現状、昭シの15%の大株主だが、今後、株主交換でどのような形になるかはお答えする立場にない。ただ日本はサウジアラビアから40%以上の原油を輸入しており、今後も重要な取引先であり友人であると考えている。

---統合後の製油所体制について
 (亀岡氏)今後は日本国内ではなく、アジアの競争になっていく。昭シ4 カ所、出光3カ所の製油所はいずれもアジア有数の競争力を持っている。すでにオフィスを一緒にしている部門のなかに供給部隊があり、すでに7製油所でいかに最適解を出していくかという話を始めている。製油所の統廃合はまったく考えていない。

---SSブランドについて
 (月岡氏)統合会社が発足しても、伝統のあるそれぞれのブランドを当面併存していく。その後は新社のなかで考えていくこと。10月からはJXTGさんがエネオスに一本化する動きもあり、良く見極めて考えていく。
 (亀岡氏)新統合会社で、どうすることがお客さまにとって一番良いのか、お客さまから見た時の最適なブランド戦略を社員、特約店さんと一緒に考えていく。 

---対等合併といっていたが、今回のスキームをどう考えるか
 (亀岡氏)すでにブライターエナジーアライアンスのもとで、両社社員が一緒に働くプロセスが始まっている。〝対等〞を気にかける段階は過ぎており、両社社員や特約店がいかにフェアにトリートメントされるかが一番重要と考えている。新会社では、そこはきちんと担保されている。

---形式上は親子関係、中身は対等の精神での合併という理解で良いのか
 (月岡氏)質問の通りだ。創業家の合意を得て一歩前に進むために、形式にとらわれず実質にこだわった。
 (亀岡氏)統合が目的ではなく、その後で強い会社をつくることが重要。月岡会長と一緒になって、どうすれば従業員、特約店、販売店に頑張っていただける会社になれるかを考えた。

---出光の理念を昭シ従業員も共有するのか
 (月岡氏)理念が継承されるかは、創業家側が大変心配していたこと。3年間の交流で、互いの企業文化を理解し合えた。「人間尊重」に代表される、人を大切にすること、また人は他人のために何を尽くせるかを考える集合体が会社という考えが、出光経営理念の根本。これは昭シのみなさんにもご理解いただけたと思う。一方で昭シさんのフラットで、多様性を重んじる社風も大変重要と認識した。どんな組織でも、どこかで必ず悪弊が生じてしまうが、今回はそれを乗り越える良い機会と考えている。
 (亀岡氏)出光さんの「人間尊重」と、昭シの経営理念「私たちのエネルギーで未来を元気にします」は、いずれも人を大切にし、人の力で未来に貢献するという点で共通している。イメージでは両社に違いがあると考えられているが、実際にはほとんど変わらない。私たちのビジネスでお客さまと最前線で接しているのは特約店、販売店の人間の力。人を大切にし、みなさんが活躍できる会社にする点にまったく違いはない。


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