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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2018年5月25日更新
コスモＨＤ　発電所建設、順次稼働へ　風力発電2022 年度、40万キロワットに拡大

石狩湾新港風力発電所の安全祈願祭
　コスモエネルギーホールディングスが長期的事業戦略の柱の一つに位置づける、風力発電事業が順調に拡大している。
　16日には、北海道小樽市に建設していた石狩湾新港風力発電所（設備容量６６００㌔㍗）で操業安全祈願祭を実施。22日には和歌山県に建設する、中紀ウィンドファーム（４万８３００㌔㍗）の安全祈願祭を行った。
　石狩湾新港風力発電所は２００５年に風況調査を始め、２０１２年に北海道電力の風力発電募集に応募。２０１６年から建設工事を実施し、２０１８年２月に運転開始した。総事業費は23億円。３３００㌔㍗×２基で、４０００世帯使用量相当を発電する。
　中紀ウィンドファームは３月末に準備工事に着手しており、２０２１年４月に運転開始する計画。２１００㌔㍗級風車を23基配備し、２万世帯使用量相当を発電する。
　コスモは、グループ会社のエコ・パワー（本社東京都品川区・水井利行社長）を通じて、風力発電事業を推進しており、同社全体の設備容量は１６２基・22万６９００㌔㍗。
現在は中紀のほか姫神（岩手県）、度会（三重県）で、合計43基・８万８３００㌔㍗を建設中だ。
　コスモは第６次中期経営計画（２０１８〜２０２２年度）で、風力発電事業に９３０億円を投資する。陸上案件を確実に立ち上げて２０２２年度末の発電能力を40万㌔㍗に拡大する一方、２０２１年度をメドに洋上風力発電事業に乗り出す。陸上にくらべて風力資源を活用しやすい洋上に早期進出し、次代の成長を担う事業に育成していく方針。
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