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2019年7月29日更新
ガソリン先物比割高にー陸上スポット、低調な販売を反映
 7月下旬の商戦は、上げ下げが定まらない原油コスト、天候不順による月前半の販売低調を背景に展開されている。25日の元売仕切り改定後の陸上スポット価格(京浜地区・製油所渡し)はガソリン㍑112円70銭、灯油60円50銭、軽油(未課税)61円、A重油59円に落ち着いた。
 一方、TOCOM(東京商品取引所)の東京バージ先物8月納会値は、ガソリン108円66銭(㍑換算・揮発油税込み)灯油58円7銭。ガソリンは諸コストを考慮しても、足元の陸上スポット価格にやや割高感がある。
 最新の石連週報によると、ガソリンは20日時点の総在庫量(半製品含む)が前年同期比96・4%の394・2万キロリットル。製油所定期修理の影響が大きかった、5月最終週の89・3%からは持ち直してきたが、いぜん前年水準を下回っている。
 京浜地区の陸上市場について市場筋では「輸入玉の影響が表れ始めた」との声がある一方、需給面は「月末を前に、引き締まるという感じはないが、安値の売り込みが活発化するほどのダブつき感もない」(都内大手特約店)という。


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