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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2025年5月1日更新
環境対応ＶＬＣＣ２隻建造　メタノール・重油二元燃料焚き　ＣＯ₂４割削減

環境対応ＶＬＣＣのイメージ
　出光興産と出光タンカー（本社東京都千代田区・稲垣富生社長）は〝二元燃料焚き〞環境対応ＶＬＣＣ（大型タンカー）２隻の建造を決定した。建造費は非公表。それぞれ２０２８年末と２０２９年春に完成する予定だ。
　新造船はメタノールと重油を燃料に使用する二元燃料焚きで、出光タンカー、飯野海運、日本郵船、日本シップヤードの４社によるコンソーシアムが２０２４年10月に決定したデザインコンセプトを具現化する。
　主機に２種の燃料を用いることに加え、主機プロペラ軸の回転で発電する軸発電機を配備し、船内発電機の燃料消費量を低減する。さらにＶＬＣＣとしては世界初の風力推進補助装置「ローターセイル」を２機搭載する。
　国際規制「ＥＥＤＩ（エネルギー効率設計指標）フェーズ３」により、２０２５年以降の契約船は基準値比30％のＣＯ₂（二酸化炭素）排出量削減が求められるが、新造する２隻は40 ％以上の削減が可能という。
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