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2024年11月30日更新
出光製造4拠点、効率化進展 CDF導入しデータ管理一元化

効率向上のイメージ図
 技能継承問題に人員確保の難しさが加わり、日本中の製造業でDX(デジタルトランスフォーメーション)によるプラント運営の効率化推進が至上命題となるなか、出光興産が進展を発表した。
 同社は北海道製油所、千葉事業所、愛知事業所、徳山事業所の製造4拠点に、Cognite(本社東京都千代田区・江川亮一社長)の産業向けデータ管理基盤「Cognite Data Fu s i on」(以下CDF)を導入。P&ID(配管計装図)、補修履歴、運転データ、設備図面およびヒヤリハット・事故情報など、装置運転や保全業務に関わるさまざまなデータをデジタル化し、統合データベース上で一元管理する。
 装置の運転・保全業務の計画を立てる際には、担当者がさまざまなデータを個別に収集する必要があったが、CDFでは多岐にわたるデータをAI(人工知能)や機械学習で連携できる。現在、1万枚の配管計装図データを集約し、同図を起点に補修履歴や運転データ、設備図面など600万件以上のデータに瞬時にアクセス可能になった。
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