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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2022年1月31日更新
出光興産ＨＥＭ実証試験　遠隔制御で最適化

エネルギーマネジメント実証のイメージ
　出光興産は住宅の電力需要や太陽光発電量の予測値などに基づき蓄電池や給湯器、エアコンを遠隔制御するエネルギーマネジメント技術の実証試験を11日に開始した。太陽光発電設備・蓄電池・ヒートポンプ給湯器・エアコンを組み合わせた住宅用エネルギーマネジメントシステムの開発を目的としている。
　実証試験では出光グループ社員宅にＨＥＭＳ（ホームエネルギーマネジメントシステム）を設置。遠隔地から出光開発のエネルギーマネジメントシステムが住宅の電力需要や太陽光発電量の予測値、卸電力価格の動向などに基づき、最も経済的効率が高くなるように蓄電池の充放電の量とタイミング、ヒートポンプ給湯器の沸き上げタイミングを算出し、ＨＥＭＳに指令を発出、ＨＥＭＳが各機器を制御する。
　エアコンの場合は卸電力価格が一定額以上になると想定される時間帯に設定温度を遠隔から変更する。また地域に警報・特別警報が発出された際は、災害に備えて蓄電池の自動充電やヒートポンプ給湯器の自動沸き上げを行う。
　実証期間は６月30日まで。今後はＥＶ（電気自動車）など次世代のエネルギーリソースも活用し、複数の住戸や施設などを統合的に制御して地域レベルのエネルギーマネジメントの実現可能性を探っていく。
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