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2021年12月8日更新
陸上スポット急落 元売仕切り大幅下げ織り込み ガソリン123円〜127円80銭ー首都圏
 次回元売仕切り改定の大幅値下げ予想を織り込み、陸上スポット価格は急落した。商社系、広域特約店によると12月第2週前半時点の中心値(首都圏・製油所渡し)は、ガソリンが㍑123円〜127円80銭程度。急落が始まる前の前週前半比で1円50銭〜5円の下落になった。

 卸業者によっては、前週の元売仕切り改定(全油種1円50銭の下げ)通りの価格提示を変えていないところもある。一方で、下値は大きく下がっており「底値を見極めにくい状況」(広域特約店)という。
 大崩れの原因は、次回仕切り改定の大幅下落予想だ。原油安を受けて、市場筋には6円規模の値下げ予想が浸透しており、前週中盤時点では3円強だった先取り値下げの幅が週明けにかけて拡大した。12月は年末を控えるだけに、卸業者には「できることなら早い段階で販売数量にメドを立てたい」との思惑が働きやすく、コスト急落に反応しやすい市場環境だった。
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