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2021年8月24日更新
WTI63㌦ 69㌣1ヵ月で12㌦  次回元売仕切りも値下げへ  原油安進展
 指標原油の先物価格(期近・終値)は19日、WTIが前日比㌭1㌦77㌣安の63㌦69㌣、北海ブレントが1㌦78㌣安の66㌦45㌣に下落した。日本の主要調達先となる中東原油も両原油と同様に軟化しており、元売の次回仕切り改定は、今週を大きく上回る値下げになりそうだ。

 WTI、ブレントとも日以来1週間以上にわたって続落し、いずれも5月以来ほぼ3カ月ぶりの水準に値位置を下げた。WTI先物の終値ベースでは、7月13日の75㌦25㌣が今年の最高値だったが、ほぼ1カ月で12㌦近く下落した格好だ。
 原油市場では、新型コロナウイルス変異株の世界的感染拡大が上値を抑える要因とされている。主要消費国では、アメリカの需給動向は堅調で、現時点では原油在庫が目立って増加するなどのデータはあがっていない。
 一方で、コロナ禍の勝ち組とされてきた中国は、足元にきて需要の弱さが指摘されており、原油市場の足かせに数えられている。
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