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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2021年8月23日更新
日中原油市場セミナー　先物活性化へＪＰＸとＩＮＥ共催

原油先物取引を語る市本常務執行役員
　日本取引所グループ（ＪＰＸ）と上海先物取引所傘下の上海国際エネルギー取引所（ＩＮＥ）は18日、日中原油市場オンラインセミナーを開き、原油先物の動向や上場商品の特徴などを説明した。
　東京商品取引所（ＴＯＣＯＭ）のドバイ原油や９月に大阪取引所（ＯＳＣ）に上場するＣＭＥ原油等指数先物と、中国の原油先物との裁定取引などを通じて、国内外の投資家への投資機会やヘッジ手段を提供すると強調。日中の先物市場の活性化に向け両取引所の連携強化を誓った。
　上海国際エネルギー取引所は２０１３年に設立、ドバイ原油やマーバン原油などが上場する先物市場で、現物受け渡しも活発に行われている特徴をもつ。石油関係企業や需要家、内外投資家など市場参加者の厚みが増し、取引数量も年々拡大している。
　登壇したＩＮＥの陸豊副社長は「日中両国とも北東アジアの石油天然ガス輸入大国で貿易のトレンドや現物市場の構造などが似ている」と指摘。さらに初の海外投資家向け商品で６月に同取引所に上場したマーバン原油を紹介。国内外からの取引参加者を増やすため、今後も商品の充実化に取り組むとした。
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