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2021年7月26日更新
ENEOS、出光、コスモ 大手3社50銭値下げ 仕切り2週下落
 ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングの仕切り方針はいずれも前週から㍑50銭引き下がった。大手元売の仕切り値下げが2週連続するのは、4月第1週以来3カ月半ぶり。当週は後半に原油価格が急落しており、このまま市場に大きな変化がなければ、仕切り値下げの本番は次回改定になる。

ENEOS
 ENEOSは21日、22日から28日に適用するガソリン、中間留分「基準価格」の改定方針を決め系列特約店に通知した。特約店筋によるとガソリン、灯油、軽油、一般A重油、LS(低硫黄)A重油の全油種が前週比㍑50銭下げだった。
 価格引き下げは5油種とも2週連続。前週も50銭値下げだったことから累計下げ幅は1円になった。原油相場の軟化により、原油調達コストが低下したものとみられている。

出光
 系列特約販売店によると、出光興産の22日から28日出荷分の石油製品仕切価格はガソリン、灯油、軽油、A重油ともに前週比㍑50銭下落した。
 当週の原油市場は、前半は堅調な推移を示したが、後半の下げ幅が大きく、仕切り値下げにつながったとみられる。前週はガソリン、中間留分とも1円下げており、値下げ改定は2週連続となる。
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