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2021年7月21日更新
陸上スポット ガソリン121円30銭〜122円30銭中心 8週ぶりに下落
仕切り下げ映し

 前週の元売仕切り値下げを受けて、陸上スポット市場はガソリン、中間留分ともに軟化した。商社系、広域特約店によると7月第4週前半時点の中心値(首都圏・製油所渡し)は、ガソリンが㍑121円30銭〜122円30銭で、前週比50銭〜1円の下落となった。中心値の下落は5月下旬以来8週ぶり。
 コスト低下をきっかけに卸業者の提示値にもバラつきが生じた。前週までは元売仕切り改定に合わせた変動幅で、価格提示を行う卸業者が大勢だったが、当週は中高値圏でガソリンを1円引き下げる業者がみられた。
 ただ次週の仕切り予想は据え置きと50銭下げで分かれており、OPECプラス減産合意後の市場動向も見定めにくい。製油所定修はピークを過ぎたが、現時点で市場への供給増は感じられず、市場筋では「もう少し様子をみたい」(広域特約店幹部)の声が聞かれる。
 中間留分は各油種とも、前週比50銭の値下げを打ち出す卸業者が大勢だった。中心値は灯油が69円〜71円50銭、軽油69円50銭〜71円50銭、A重油68円〜69円50銭となった。
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