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2021年4月19日更新
自動車向けに足がかり 2025年商業プラント完成目指す ユーグレナ次世代バイオ燃料ー都内SSで試験販売

(左から)出雲充社長、山田広太郎社長
 微細藻類油脂と廃食油を混合したバイオ燃料などを扱うユーグレナ(出雲充社長)が新燃料油の一般消費者向け販売にこぎつけた。12年間バイオ燃料の研究開発に取り組み、これまで船舶など産業用燃料油を中心に展開していたが、初めてSSで自動車向け次世代バイオ燃料「ユーグレナバイオ燃料」のテスト販売につなげた。

 ライフ白銅(山田広太郎社長)と連携し、セルフかつしか6号店(東京都葛飾区)で9〜11日の3日間、バイオ燃料販売や各種コンテンツをそろえた「サステナブルステーション」をオープンした。消費者や事業者に次世代バイオ燃料の品質に問題がないことを周知するのが目的だ。
 新燃料油は「ユーグレナバイオディーゼル」とバイオナフサを混合した「ユーグレナバイオハイオク」の2種類。数量はバイオディーゼル500㍑、バイオハイオク900㍑を提供した。
 ユーグレナのバイオディーゼルは、微細藻類の一種であるミドリムシと廃食油を混合した原料を水素化処理し、炭化水素加工した後に軽油と混ぜて出荷する次世代燃料。軽油と脂肪酸メチルエステルを混合した、いわゆるバイオディーゼルとは異なる。バイオハイオクはバイオナフサが3%含まれている。
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