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2021年2月3日更新
SS感染予防ガイドライン改訂 「マスクなし会話」など注意点追加 全石連、組合員に再周知
 全石連(森洋会長)は1日、SSの新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを修正し、全国の石油組合事務局責任者に周知を要請した。加藤文彦副会長・専務理事名の同日付文書で通知した。緊急事態宣言下、対象11都府県のSSには可能な限りの営業継続が要請されている一方、SSの経営者や従業員が感染する危険性が高まっているため追記、修正した。
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は、大人数や長時間におよぶ飲食など、感染リスクが高まる「5つの場面」を示している。全石連はこのうちSSでは「マスクなしでの会話」が主たるリスクと想定されると指摘。修正ガイドラインでは来店者対応時などに細心の注意をはらうことを盛り込んだ。
 SSスタッフ控室やサービスルーム内での換気だけでなく「加湿」も推奨。顧客に店舗内では大声での会話を自粛してもらうことや、体調が悪い時には来店を控えてもらうなどの呼びかけに努めるよう求めている。
 セルフSSの場合には、計量機周辺に消毒液を設置し、顧客に利用してもらう方法も可としている。ただ設置する消毒液がアルコール系の場合は1㍍以上の高さに置き、チェーンなどによる落下防止措置をとるといった、消防庁と全石連が作成した取り扱い方法に沿って安全確保を徹底することを追加した。
 加えて通知文書では、各石油組合に、あらためて地域への燃料供給に支障のない範囲で、SSの営業時間短縮や休業制の導入に取り組むことを推奨するよう要請している。


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