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2019年5月20日更新
出光興産 2019年度業績見通しー営業益2220億円見込む
 出光興産は2019年度連結ベースで、売上高6 兆7900億円、営業利益(持分法投資損益含む)2200億円、経常利益2285億円、親会社株主に帰属する当期純利益1600億円を見込む。
 昭和シェル石油の業績を100%連結ベースに置き直して概算した「前年度実績」と比較すると、売上高766 億円(1・1 %)減、営業利益91億円(4・0%)減、経常利益80億円(3・4%)減、当期純利益655億円(69・3%)増となる。
 出光は2019年度の前提条件を原油価格(ドバイ)†70㌦(前年度69㌦30㌣)、為替レート1 ㌦110 円(110円80銭)として算定した。前年度にジクシス関連の違約金負担、ソーラーフロンティアの減損、北海クナル油田の減衰を計上していた反動などで、特別損益が657億円増の利益100億円となり、純利益が押し上がる。
 前年度は108億円だった在庫影響益を現時点ではゼロと想定、在庫影響を除いた実質営業益は17億円増の2200億円となる。
 部門別営業益は燃料油が18億円減の780億円、在庫影響を除くと90億円増の780億円と安定収益を見込む。増益90億円の内訳は、マージン改善105億円増、数量97億円減、統合シナジー170億円増、前年度の製油所トラブル解消130億円増、のれん消却170億円減(うち石油部門は140億円)、ほかにコスト面(定期修理費用、人件費、保全費、外注委託費など)のマイナス要因を織り込んだ。
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