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2018年9月27日更新
陸上スポット価格 値動き堅調、タイト感強まる中間留分―9月最終週前半
 原油価格の騰勢を受けて、9月の陸上スポット価格は最終週も底堅い値動きが続いている。堅調さはガソリン、中間留分いずれにも共通しており、27日の元売仕切り改定後は「もう一段階引き上がる」(商社系特約店)との観測が聞かれる。
 商社系、広域特約店によると、9月最終週前半時点の陸上スポット中心値(京浜地区・製油所渡し)は、ガソリン㍑123円80銭〜125円(前週前半比50銭〜1円高)灯油71円50銭〜72円50銭(1円〜1円10銭高)軽油71円30銭〜72円50銭(1円〜1円10銭高)A重油69円50銭〜70円50銭(1円〜1円50銭高)になった。
 ガソリンは安値を形成する出荷元が限定されており、それ以外は124円台後半に引き上がりつつある。元売仕切りは今週も値上げ改定が予想され、陸上スポット価格も週後半は上げに向かうと予想されるが、市場筋では「本格的な値上げが週内に始まるか、月替わりに合わせて週明けになるかは、安値の卸元次第」(都内中堅卸売業者)との見方が大勢だ。
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