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2025年9月11日更新
86ヵ所増1万915ヵ所 全国セルフSS 市場撤退は49ヵ所
 全国のセルフSS数が2024年度末(2025年3月末)現在、1万915カ所と前年度末比86カ所増加したことが、石油情報センターの調べでわかった。135カ所が参入する一方、49カ所が撤退したもようだ。セルフ給油への改装時にカーケアやカーリースなどの併設業態化を図ったり、プライベートブランドSSの参入が各地でみられ、全体を押し上げた。

 増加数が100カ所を割り込むのは2017年度末の72カ所以来、7年ぶり。過去10年間では2019年度末に220カ所増加したのが最高だったが、2020年度末は147カ所、2022年度末には113カ所、2023年度末は108カ所と徐々に少なくなっている。
 2024年度末は、宮城県が7カ所で最も多く、愛知、兵庫、福岡の3県が6カ所と続いている。他方、熊本県では2カ所、青森、群馬、和歌山、岡山の4県はそれぞれ1カ所減少した。
 セルフSSが最も多いのは愛知県で640カ所。次いで北海道の572カ所、埼玉県523カ所、千葉県467カ所、福岡県458カ所の順。福井県では88カ所と最も少ない。
 品質確保法に基づく2024年度末時点の登録SS数に占めるセルフSSの割合は40・4%。前年度末比0・9ポイント上昇し40%台に乗った。セルフ化率が最も高いのは神奈川県で58・4%。埼玉県55・5%、福岡県53・5%、石川県50・6%、愛知県50・2%となっている。
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