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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2025年10月31日更新
潤滑油販売油種で明暗　８月3.1％減13万㎘　経産省集計　ディーゼルエンジン油、金属加工油などは好調
　油種によって潤滑油販売の明暗が分かれた。経済産業省の集計によると、自動車用と工業用、船舶用を合わせた８月の販売量（製造業者と輸入業者の消費者・販売業者向け）は12万９２４０㌔㍑。前年同月比３・１％減少したが、ディーゼルエンジン油や金属加工油など一部は好調。なかには２ケタ台の伸びもみられる。ただ７月に大手元売グループ会社の潤滑油工場で基油製造装置に不具合が発生。この影響は９月上旬頃まで残り、専業メーカーの製造量減少につながったようだ。

　自動車生産には各種の潤滑油が必要だが、完成車メーカーの国内生産は８月、トヨタ自動車が12・０％増。ダイハツ工業と日野自動車を合わせたグループ全体では１１・０％増加し２カ月ぶりに前年を上回った。マツダも乗用車の生産が堅調で４・３％伸びている。
　他方で日産自動車は18・２ ％大幅に減少し、本田技研工業も11・６％減少して３カ月ぶりに前年を割った。
　生産動向を受け、自動車用潤滑油の販売量は合計で４万３８７１㌔㍑、２・０％減。２カ月連続のマイナスとなった。うちガソリンエンジン油は２万１６８０㌔㍑、１・６％減。５月以来、３カ月ぶりに前年を下回った。
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