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2025年5月16日更新
在庫影響除き増益通期経常益1816億円 コスモエネHD製品輸出入改善
 コスモエネルギーホールディングスは13日、2025年3月期通期(2024年4月〜2025年3月)連結決算を発表した。原油価格の変動が利益を押し下げ、営業利益は前年度比210億円(14・0%)減の1282億円、経常利益は108 億円(6・7%)減の1508億円、親会社株主に帰属する当期純利益は244億円(29・7%)減の577億円と増収減益だった。
 原油価格下落などで在庫影響損益が302億円減の損失308億円に悪化しており、在庫影響を除いた経常利益は1816億円と194億円の増益を確保した。
 石油事業の経常利益は289億円減の618億円。在庫影響を除いた実質ベースでは926億円で13億円の増益だった。マージン・数量要因で163億円増。とりわけ主要4油種のマージン良化で186億円、輸入・輸出も96億円の増益となった。4油種以外のマージンは63億円、数量要因は主要4油種が15億円、4油種以外は41億円の減益だった。ほかに前年度の製油所トラブル影響の改善で52億円増。ただインフレなどによる経費増が202億円の減益要因となった。
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