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2025年4月2日更新
2月石油統計速報 燃油国内販売93.3% 前年うるう年影響引いても低調
 資源エネルギー庁が3月31日に発表した2月分の石油統計速報によると、燃料油国内販売量は前年同月比93・3%の1166万2432㌔㍑にとどまった。前年がうるう年だった点を差し引いても低調で、21カ月連続で前年同月を下回った。新型コロナウイルス禍の影響が本格化する直前の2020年同月比では81・9%となった。
 ガソリン、中間留分がほぼ構造的需要減の範囲内に収まる一方で、その他の油種の不調が実績を押し下げた。ガソリンは98・2%の326万1295㌔㍑と健闘。3カ月連続前年割れだが前月の燃料油価格激変緩和補助縮小の影響は限定的で、うるう年を考慮すれば前年を上回ったとみられる。
 灯油は全国的に寒い日が多く、108・8%と2カ月連続前年超。A重油も2カ月ぶりの前年割れながら99・5%と堅調を保ち、暖房用燃料は前月からの好調を維持した。軽油は98 ・2%で前年割れが3カ月連続に伸びた。ただうるう年の分を補正すれば前年を上回ったと推測される。
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