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2024年4月22日更新
ガソリン2週動かず167〜173円 下値粗利率5週ぶり9%台 本紙調べセルフSS小売市況

前週から5円値下げした大手系SS(神奈川県内)
西日本据え置き目立つ 札幌、底上げ寄与

 本紙が集計した全国セルフSS小売市況調査(15〜16日)によると、レギュラーガソリンの全国中心価格は現金㍑167〜173円で上値・下値ともに2週連続の横ばいだった。市場関係者は「近畿や九州など西日本で価格を据え置いた都市が目立ったほか、東日本では札幌市の底上げがプラスに作用した」と分析。5週ぶりの元売実質仕切り引き下げに対して、極端な値崩れはなくマーケットは比較的穏やかに推移した。
 大手元売の標準的な仕切価格と下値167円から推計したマージンは13円71銭で1円30銭拡大、粗利益率は0・9ポイント上昇の9・0%と大幅に良化。3月第3週(11〜12日)以来、5週ぶりにマージン13円台および粗利率9%台を回復した。上値173円のマージンは19円17銭で1円30銭高、粗利率は12・1%で0・8ポイントの上昇となった。
 当週の下値は6割強の31都市が横ばい、14都市が下落、2都市が上昇。最安値は新潟市が156円で160円を割り込んだほか、前橋市・那覇市も159円となり150円台は3都市に増加した。最高値は前週に続き長野市の184円だった。
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