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2023年4月28日更新
実質30銭引き下げ 〝激変緩和〞16円80銭2円20銭減額 大手元売仕切り連休前半分
 連休前半となる27日から5月3日適用分の石油製品仕切価格は、ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングともに政府補助込みの実質ベースで㍑30銭の下落となった。当週分の原油コストは、前週までの3週連続上昇の反動で下落に転じ、元売算定分の仕切価格は2円50銭の下落となった。ただ政府補助金も16円80銭に2円20銭減額され、実質仕切りは小幅下落にとどまった。

 ENEOSは26日、27日から5月3日分に適用するガソリン、中間留分の「基準価格」を系列特約店に通知した。特約店筋によると、ガソリン、灯油、軽油、一般A重油、LS(低硫黄)A重油の全油種が前週比㍑2円50銭の値下げだった。
 原油相場は、欧米の金融引き締めが継続するとの見方や米国の一部経済指標に弱さがみられたことが下押し材料になった。
 ENEOSの自社算定分の値下げは、全油種とも3月30日〜4月5 日分以来、4週ぶり。今週は政府の仕切り補助が16円80銭と補助金額が減額になるため、実質仕切り改定は全油種が前週に続いて30銭の小幅な値下げになる。実質仕切りの引き下げは3月13〜19日分(80銭)から3週連続だ。
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