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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)

2022年4月9日更新

水素・アンモニア利用促進　高度化法など改正へ　衆院審議入り

　エネルギー供給構造高度化法や石油天然ガス・金属鉱物資源機構（ＪＯＧＭＥＣ）法などの改正案を束ねた「安定的なエネルギー需給構造の確立を図るためのエネルギーの使用の合理化等に関する法律等の一部を改正する法律案」が、衆院本会議で審議入りした。
　高度化法やＪＯＧＭＥＣ法、省エネ法、電気事業法、鉱業法の五つの法律の改正案を束ねたもの。２０５０年のカーボンニュートラル実現に向け、エネルギー需給構造の転換と安定供給の確保を進めるために必要な制度を整備。今国会での成立を目指す。
　高度化法改正案では、脱炭素化の流れを踏まえ、石油精製業者に化石エネルギー原料の有効利用と環境負荷低減の取り組みの両立を促す規定を加える。
　これまで高度化法上における位置づけが不明確だった水素・アンモニアを非化石エネルギー源と定義し、精製業者に精製プロセスへの水素導入やアンモニア混焼など脱炭素燃料の使用を含めた計画の作成を求める。
　ＪＯＧＭＥＣ法改正案は、ＪＯＧＭＥＣの名称をエネルギー・金属鉱物資源機構に変更する規定を盛り込んだ。またＪＯＧＭＥＣの出資・債務保証業務の対象に水素やアンモニアなどの製造・液化、貯蔵、ＣＣＳ（二酸化炭素回収・貯留）事業と地層探査を追加する。
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