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2021年6月16日更新
出光ー三重で移動式脳ドック実証 「スマートよろずや」の提供サービス

MRI搭載車両
 出光興産は、スマートスキャン(本社東京都中央区)と協働し14日から、MRI搭載車両を用いた全国初の移動式脳ドックサービス実証実験を開始した。
 実証は三重県の東員町総合文化センターで7月2日まで実施する。利用者はウェブで事前予約し、MRI搭載車両で脳ドックを受け、専門の放射線・脳外科医が遠隔で画像診断する(保険適用外、自費診療)。検査結果は1週間以内にウェブで確認でき、異常が見つかった場合は地域の医療機関を紹介する。
 脳疾患の予防法としては、定期的な脳ドックの受診が有効とされるが、専門のクリニックが少ない地域もある。スマートスキャンは東京都(銀座・新宿)と大阪府(梅田)のクリニックで、デジタルを活用したスマート脳ドックサービスを実施している。今回の実証は、車両を用いることで、脳ドック設備から離れた地域にもサービスを提供できるのが特徴となる。
 出光はapollostationの将来構想「スマートよろずや」で提供するコンテンツのひとつに位置づけ、自治体や地域の医療機関、デジタル技術を持つスマートスキャンと連携して実装への課題などを探る。スマートフォンやパソコンでの予約・問診から検診、結果確認に至る一連のオペレーションを検証し、利用しやすいサービスのあり方などを確認する。


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