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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2020年2月28日更新
ＷＴＩ原油　２週ぶり50㌦割れ　新型コロナに翻ろう
　ニューヨーク市場の米国産ＷＴＩ原油（期近・終値）は25日、前日比㌭１㌦53㌣安の49㌦90㌣に落ち込んだ。前日の１㌦95㌣とともに２日連続で大幅下落を示し11日以来２週ぶりに終値ベースで50㌦の節目を割り込んだ。
　北海ブレントも同日、前日比１㌦35㌣安の54㌦95㌣に下がり、11日以来の55㌦割れとなった。投資家の間で、新型コロナウイルスの拡大に対する危機感が急速に強まり、株式市場でもリスクオフの動きが広がった。
　原油需要縮小が予想されるなか、需給調整役となるＯＰＥＣプラス内で、協調減産拡大に対するサウジアラビアとロシアの歩調が合っていないとの懸念もあり、原油価格の下落を助長した。
　ＷＴＩ原油は、新型コロナの拡大状況に翻ろうされる展開が続いている。10、11日に２日連続で50㌦を割り込んで以降は、ウイルスの影響による原油需要減を、ＯＰＥＣプラスの協調減産拡大が相殺するとの見方が強まり、20日には53㌦78㌣まで持ち直していた。
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