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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2019年5月13日更新
コスモエネルギーホールディングス　実質経常益、過去最高1074億円ー2019年３月期連結決算確定　
　大手元売の先陣を切ってコスモエネルギーホールディングスが９日、２０１９年３月期連結決算を発表した。
　売上高は前年度比２４７３億円（９・８％）増の２ 兆７７０４億円、営業利益１７２億円（15・４％）減の９４７億円、経常利益２０２億円（17・３％）減の９６７億円、親会社株主に帰属する当期純利益１９７億円（27・０％）減の５３１億円で増収減益だった。
　減益には在庫影響損１０７億円（前年度２１０億円の利益）が影響しており、在庫影響を除いた実質経常利益は１１５億円増の１０７４億円と、過去最高を更新した。
　事業部門別に利益構成をみると、石油、石油化学の減益を、アブダビ・ヘイル油田の原油生産がカバーする図式になった。石油事業の経常益は、４４６億円減の１４２億円。在庫影響を除いた実質経常益は１２９億円減の２４９億円だった。マージン・数量要因で58億円の増益を示したが、製油所定修や装置不具合、将来定修費用引当などで１８７億円の減益が生じた。
　石油化学は市況下落や定修による販売減が響き、１５１億円減の１５３億円だった。石油開発は、２０１７年11月に商業生産を開始したヘイル油田がフル生産に移行し、生産量が増加。部門経常益は５６９億円と、３８６億円の大幅増を計上した。風力発電などその他部門は１０３億円に、９億円の利益を積み上げた。
　
連結決算概要は次の通り（カッコ内前年度実績）。
　▽売上高２兆７７０３億６５００万円（２兆５２３１億６００万円）▽営業利益９４６億５３００万円（１１１８億６８００万円）▽経常利益９６６億５４００万円（１１６８億５０００万円）▽当期純利益５３１億３２００万円（７２８億１３００万円）。
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