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2018年12月28日更新
国際石油開発帝石・上田隆之社長に聞く 「イクシス LN G 」稼働順調 国内へ安定供給が基本使命
 国際石油開発帝石(INPEX)が発足して今年で10年。7月には豪州で20年がかりの大型案件「イクシスLNGプロジェクト」が生産を開始した。6月から同社の舵取りを担う上田隆之社長に、イクシスの位置づけや中下流事業への進出などについて話を聞いた。

---化石燃料をめぐる情勢が変化するなか、事業の展望は 
 脱炭素化の流れがある一方で、2040年頃まではアジアを中心に堅調なエネルギー需要があります。「脱炭素化への対応」と「需要に対する安定供給」の両面で役割を果たしたいと考えています。
 脱炭素化への対応としては、環境特性のよい天然ガスへのシフトと再エネ事業を進めます。当社では現在、石油と天然ガスの生産量割合が7対3ですが、操業主体を担う次の大型案件であるインドネシアの「アバディLNGプロジェクト」が稼働する2030年前後には5対5となる見込みです。
 また2040年に向けて再エネ事業をポートフォリオの1割に引き上げます。日本すべての地熱発電容量を上回るインドネシア「サルーラ地熱IPP(発電)事業」はすでに稼働を開始しており、風力発電事業への参入も検討しています。

---イクシスLNGプロジェクトについて
 巨大LNGプロジェクトで操業主体を担える企業は、世界で10社ほどです。当社は今年、その仲間入りを果たしました。
 イクシスはLNGの年間生産量が890万㌧、日本の年間輸入量の1割強を占める当社最大のプロジェクトです。長期契約を結んだ840万㌧のうち、7割の買い手が日本企業です。
 7月から生産を開始し、10月中旬にLNG出荷を開始しました。現在、順調に立ち上がっている段階で、2〜3年でフル生産に達したいと考えています。 競争力の面では、豪州は需要地のアジアに近く、米国やカナダのシェールガスよりも輸送費が安く済みます。
40年以上続く事業ですが、原油価格でバーレル30〜40㌦程度でも十分に競争力があると考えています。

上田 隆之(うえだ・たかゆき)氏=昭和31年生まれ。55年東京大学法学部卒業(米国ワシントン州立大学法律学修士)。同年通商産業省(現・経済産業省)入省、平成22年大臣官房長、25年資源エネルギー庁長官、29年国際石油開発帝石非常勤特別参与、同年副社長執行役員、30年代表取締役社長。

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