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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2020年1月28日更新
廃食油原料の航空燃料　製造・供給へ共同調査ーＪＡＰＥＸ
　石油資源開発（ＪＡＰＥＸ）は、使用済み食用油を原料にした航空機燃料について、原料調達から製造、供給までの国内バリューチェーン構築に向けた検討を開始する。年内をめどに、バイオディーゼル燃料の製造販売を手がける京都市のレボインターナショナル、プラント建設の日揮と共同で調査を実施。温室効果ガス排出量削減と持続可能な循環型社会の形成に貢献する。
　航空業界ではＩＣＡＯ（国際民間航空機関）が、国際航空分野のＣＯ₂（二酸化炭素）総排出量を２０２０年水準から増やさないとの目標を設定。欧米では廃食用油やバイオマス由来の原料などから製造される次世代航空機燃料「ＳＡＦ（Ｓｕｓｔａｉｎａｂｌｅ　Ａｖｉａｔｉｏｎ　Ｆｕｅｌ）」（持続可能な航空燃料）の実用化に向けた動きが進んでいる。日本でも検討や実証が行われているが、製造コストや供給安定性が課題となっている。
　３社はプラントの規模や建設地のほか、米国で商業実績のある技術の適用などについて検討を行う。２〜３年後の国際認証取得を視野に入れながら、国内での原料調達・製造・供給体制の確立を目指す考えだ。
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