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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2018年10月20日更新
出光昭和シェル 事業規模概要　〝国内元売にとどまらず〟売上高５兆8000億円、燃油販売5400万㎘
○処理能力109万バーレル／日、ＳＳ6600カ所

　予定通りなら来年４月１日に、出光興産と昭和シェル石油が経営統合し「出光昭和シェル」がスタートを切る。
　両社によると、統合新社の概要は売上高５ 兆８０００ 億円、燃料油販売量年間５４００万キロリットル、海外燃料油販売量１４００万キロリットル、潤滑油販売量１６０万キロリットル、原油処理能力１０９万バーレル／日、ＢＴＸ生産能力２５０万㌧、発電能力１・２∝㍗、太陽光パネル生産能力６６０メガワット、従業員１万３０００人、海外61拠点（海外社員２５００人）。16日の会見で出光の木藤俊一社長は「多様化、積極的な海外展開といった特徴を持ち、もはや国内だけの石油元売企業ではない」と紹介した。
　事業セグメントは燃料油・基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源の４区分とし、２０２１年度までの経営目標として当期純利益（在庫影響除く）２０００億円、２０１９年度からの３年間累計５０００億円以上、統合シナジー６００ 億円、ＲＯＥ10％超、ネットＤ／Ｅレシオ０・５以下を目指す。
　統合シナジーは当初の５００億円から１００億円上積みし原油調達で15億円、需給・海外・物流・販売２９０億円、製造・調達２０５ 億円、共通分野（重複オフィス削減、設備投資最適化など）90億円を見込む。
　２０２１年度までの累計当期純利益５０００億円、償却費等３０００億円から得られる営業キャッシュフロー８０００億円は、株主還元に２５００億円、投資に５０００億円（戦略投資３０００ 億円）財務基盤強化に５００ 億円を充てる。
　５０００億円の投資は、燃料油・基礎化学品部門に２５００億円（製油所高度化対応、海外拠点整備、ＳＳネットワーク強化）高機能材・電力・再生可能エネルギー部門に１２００億円（海外拠点整備、国内外の電源確保、固体電解質などの研究開発、新規事業）資源部門に１３００億円を振り分ける計画だ。
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