石油連盟は８月１日から９月１日に行った、２０１６年度第１回ホームページアンケート調査結果を公表した。テーマは前年同期と同様に「ＳＳ利用について」。５６９１人（男性46％、女性54％）が回答し、期待するサービスの最多は「綺麗なトイレ、多目的トイレ」54％（前年53％）だった。

　利用ＳＳに関する質問では「いつも決めている」が39％（38％）、「ほぼ決めている」が46％（48％）で、前年とほぼ同水準の85％が利用ＳＳを決めていると回答した。
　利用ＳＳを決めている理由は「家・勤務先から近い」が38％（37％）、「価格が安い」33％（34％）、「会員カードを持っている13％（13％）で、前年と回答傾向は変わっていない。
　利用ＳＳ形態は「基本的にセルフ」が66％（64％）、「基本的にフル」は14％（13％）で「どちらも利用」は10％（13％）だった。「基本にセルフ」は全年代で半数を超、70歳代以は60％を超えた。
　セルフ利用理由は「価格の安さ」が58％（61％）で、前年からやや減った。一方で「好きな数量を指定できる」は17％（13％）に増え、セルフの自由度を好む様子がうかがえる。
　フルの利用理由は「自分で給油するのが心配・面倒」が41％（38％）に増えた。「セルフの利用法が分かりにくい」と合わせると51％（47％）で、フル利用者の過半数が、給油作業自体を理由にセルフを利用していない。「心配・面倒」の男女比は、女性47％、男性34％だった。
　ＳＳに期待するサービス（複数回答）のトップ３は「綺麗なトイレ・多目的トイレ」54％（53％）、「洗車」48％（46％）、「部品交換・点検」43％（42％）で、前年と変わらなかった。４位以下は、上位３項目にくらべて比率が低く「休憩スペース」24％（23％）、「コンビニ併設」24％（25％）、「クルマ全般の相談」19％（19％）と続く。「緊急時避難場所」は17％（17％）だった。
　ＳＳでの決済手段は「現金」53％（54％）、カード44％（43％）の２方式が、今年も大勢を占めた。「ＳＳのプリカ」は２％（２％）で、前年と変わらなかった。　
　ＳＳ数減少の影響は「特に影響ない」が39％（39％）で、「利用ＳＳが閉鎖したが、不便は感じない」と合わせると43％（43％）が不便を感じないとしている。一方で「利用ＳＳが閉鎖し不便」は９％（８％）、「大変不便」は１％（２％）で、前年同様10％が不便を感じている。
　また「影響はないが不安」35％（35％）、「遠出の時に不便・不安」12％（12％）と、引き続き半数近くが不安を覚えている。その他の回答で「緊急時に困りそう」「地方では影響大」「老人になった時に困る」「クルマ社会の地域なのでＳＳが活気づかないと経済が不安」などの声が寄せられた。