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2025年11月29日更新
上・下値2週累計5円下落 ガソリン中心158〜165円 粗利率8%割る

埼玉県所沢市内のセルフSSの表示価格(26日)
 本紙が集計した24〜25日の全国セルフSS小売市況調査によると、レギュラーガソリンの全国中心価格は㍑158〜165円で、下値が前週から1円下落した。下値は2週続けて下落、上値は2週ぶりに横ばいとなり、いずれも2週累計で5円値下がりした。前週はガソリン税の暫定税率廃止に向けた政府の燃料油補助金増額を受けて大きく下落しており、関東から近畿地方を中心に前週の値下げの余波がみられた。

 燃料油補助金を反映した大手元売の標準的な実質仕切価格と、下値158円をもとに本紙が推計したマージンは11円30銭で90銭減少。粗利益率は7・9%で0・6ポイント低下した。20日からの実質仕切価格は据え置きで、市況軟化が利幅を押し下げた。
 2024年平均と比較すると、マージンは2円70銭、粗利益率は1・3ポイント下回っている。
 27日からの実質仕切価格は2回目の補助金増額にともない、5円の値下げ改定となっている。小売市場の反応が前回の補助拡充時と同程度なら、中心価格は下値が150円台前半、上値が160円前後と、データが比較できる2023年2月以降の最安値更新が視野に入る。
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