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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2025年6月26日更新
キグナス石油　新造内航タンカー進水　阪神・瀬戸内・東海で白油輸送

進水する第27霧島丸
　キグナス石油は、専航船として新造した内航タンカーの命名進水式を行った。船名は「第27霧島丸」（船主＝霧島海運商会、オペレーター＝鶴見サンマリン）で総トン数７４９㌧、載貨容積２１２０立方㍍。高砂油槽所（兵庫県高砂市）を中心に阪神地区から瀬戸内、中京東海地域の白油輸送を担う。
　海上輸送体制の強化は、石油製品の安定供給維持・確保にとって極めて重要な課題になっている。第27霧島丸は、最新の環境基準や安全規制に適合するように設計・建造が進められた。主機関（阪神内燃機工業製）は「海上汚染及び海上災害の防止に関する法律」に適合し、ＮＯx（窒素酸化物）二次規制にも対応した省エネルギー型で、二酸化炭素排出抑制や環境負荷低減に貢献する。
　内航海運業界では船員のほぼ半数が50歳以上といい、担い手の確保が不可避の課題とされる。同船は船員居住区に、快適性と居住性を重視した設計と設備を採用。労働環境改善に配慮した点も特徴となっている。
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