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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2025年2月5日更新
豪州ボガブライ鉱山権益譲受　中国電力現地法人から10％　出光
　出光興産は１月30日、豪州ボガブライ石炭鉱山（ニューサウスウェールズ州）の権益のうち、中国電力の現地法人が保有していた10％を譲受することに合意した。譲受により、出光の権益は90％に拡大する。残りの10％は日本製鉄の現地法人が保有している。
　同鉱山は２００６年に生産を開始し、２０２３年度実績で６９０万㌧を生産している。発熱量の多い高品位炭（瀝青炭）を採掘できるのが特徴で、競争力の高い鉱山という。
　出光は〝２０５０年カーボンニュートラル〞に向かうなかで、石炭の新規鉱山買い増しはしない方針を打ち出している。２０１８年には豪タラウォンガ、２０２２年にインドネシア・マリナウ、２０２３年に豪エンシャムの権益を売却。豪マッセルブルックは２０２３年に閉山した。
　一方で石炭需要家への供給者としての責任を果たすため、ボガブライ鉱山の保有は継続している。今回の譲受も、重要拠点としての位置づけから鉱山の安定操業継続に必要と判断した。
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