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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2023年5月17日更新
シナネンHD新中計提示　M＆A投資500億円規模　電気・環境から粗利14％
　シナネンホールディングスは、２０２３〜２０２７年度を対象期間とする第３次中期経営計画の詳細を公表した。最終期財務目標をＲＯＥ（自己資本利益率）８％以上、経常利益１００億円、非財務目標として脱炭素社会に対応した事業構造への転換と社員の市場価値向上を掲げる。２０２７年度は節目の創業１００周年にあたることから、新規事業とＭ＆Ａ（合併・買収）、既存事業のオーガニック成長を通じてさらなる飛躍を図る方針だ。
　新中計では「脱炭素社会の実現に貢献する総合エネルギー・ライフクリエイト企業グループへの進化」をビジョンに標ぼう。事業戦略をＢｔｏＣ事業「顧客数の拡大や高付加価値サービスの拡充による高収益化」、ＢｔｏＢ事業は「石油中心から電力・再生可能エネルギーなど総合エネルギーサービスへのポートフォリオ転換」と位置付ける。
　このうち後者は石油事業の収益最大化に向けて、燃料供給施設のＭ＆Ａや大型タンクなどによって灯油・軽油の市場シェアを拡大。北海道エリアでは物流機能の強化・活用を市場深耕につなげる。
　並行して脱炭素社会に寄与する新規事業の模索・実現を推進。再エネ由来電力の発電所でＥＰＣ（設計・資機材調達・建設・試運転）、運用・保守点検・燃料供給を目指す。
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