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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2023年4月8日更新
合成燃料取り組み前進　出光　海外企業と連携国内生産も

ＨＩＦ製合成燃料
　出光興産が合成燃料（ｅ－ｆｕｅｌ）への取り組みを一歩進める。南米、北米、オーストラリアなどで合成燃料を製造するＨＩＦ　Ｇｌｏｂａｌ社と戦略的パートナーシップに関する覚書を締結し、早期社会実装を目指して取り組みを加速する。
　出光が同社と共同で検討するのは①海外プロジェクトからの合成燃料調達と国内供給②国内外の合成燃料製造設備への共同出資③国内で回収したＣＯ₂（二酸化炭素）の国際輸送と活用（原料化）について。
　石油業界ではＥＮＥＯＳが、ＦＴ合成による合成燃料製造の研究を重ねているが、ＨＩＦは水素とＣＯ₂を直接合成する方法を採っているという。出光はすでにＨＩＦがチリ南部で稼働する実証試験プラントを視察しており、今回の覚書締結を受け議論を加速する。
　同社が製造した合成ガソリンの環境影響や性能確認を実施し、国内での実用化および普及に向けて検討を進める方針。さらに出光グループ製油所・事業所での合成燃料の生産を検討し、２０２０年代後半までに国内での合成燃料生産・供給体制確立を目指す。
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