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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2023年3月24日更新
次世代エネ技術で包括連携協定　京大とＣＯ₂を炭素材に変換　コスモ
　コスモ石油は、京都大学と次世代エネルギーの安定供給技術で共同開発を検討する包括連携協定を締結した。期間は３年間。
　併せて同大エネルギー理工学研究所付属カーボンネガティブ・エネルギー研究センターとの間では、ＣＯ₂（二酸化炭素）を有価物に変換するＣＣＵの検討領域で共同研究契約を結んだ。
　両者は▽再生可能エネルギー、蓄エネルギーなど次世代エネルギーの安定供給に不可欠な技術▽ＣＣＵ▽大気海水からのＣＯ₂直接回収技術（ＤＡＣ）などネガティブエミッション領域▽双方で合意した事項―について検討を行う。
　ＣＣＵでは水素を使用せずにＣＯ₂を炭素材などの有用物質へ変換する技術の事業性検証を共同で進めていく。研究テーマは「溶融塩電解によるＣＯ₂の炭素固定化技術」（同研究所・野平俊之教授＝図参照）で、コスモ石油製油所などから排出されるＣＯ₂への同技術の適用可能性についても検証する。
　このほか安定供給技術、ＤＡＣでもそれぞれが培った技術や知見を活用。カーボンネットゼロの実現に貢献する新たな事業創出、新時代の事業ポートフォリオ育成で具体的な検討に取り組む。
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