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2020年9月28日更新
4連休のガソリン好調 9月販売、前年仮需で見極めにくく
 4連休は各地の行楽地が賑わいをみせ、高速道路でも8月の盆期間を超す渋滞が発生。SSのガソリン販売は「去年が3連休なのでくらべにくいが、単純比較なら前年を超えた」(都内ENEOS系特約店)と、好調を伝える声が聞かれる。ガソリン需要は7、8月とややトーンダウンした感があるが、再回復に期待がかかる。
 石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長・グループCEO)は連休前の17日に開いた定例会見で、9月の主要油種販売動向をガソリン前年同期比93%、軽油94%、4油種合わせて92%とし「ガソリン92%、軽油95%、4品計93%だった8月と同じようなイメージ。コロナ影響は軽減しているが、台風9、10号の影響が表れている」と説明した。
 資源エネルギー庁の石油統計によると、新型コロナウイルス感染拡大下のガソリン需要は、4月の77・3%を底に5月77・6%、6月95・5%と回復。7月は全国的な低気温に見舞われ93・9%にやや後退した。8月も長距離移動への自粛ムードから、夏季特有の帰省・行楽需要が伸び悩んだだけに、9月以降の需要再回復への期待は大きい。
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