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2019年1月22日更新
コスモ全国特約店新年会 森山社長「成長に向け新しい価値見出す」2019年戦略は〝Oil&New〞

今後の戦略を説明する森山社長
 コスモ石油マーケティングは17日、都内で「2019年全国特約店新年会」を開いた。森山幸二社長が年初のあいさつを行い、グループの第6次連結中期経営計画〝Oil&New〞に基づいて、リテール販売方針を説明した。
 森山社長は2019年を「需要減や元売再編など、見えている動きが確実にやって来る年。比較的安定している業界環境とは裏腹に、社会や消費者の動きは着実に変わってくる」と予想し「足元では競争力・収益力をしっかり確保して、将来の成長戦略に向けた構造改革が課題になる」と提起した。
 同社の成長事業の一つであるカーライフについて、森山氏は「日本には1平方キロメートル当たり600台のクルマがある。これは欧州の5〜10倍、米国の20倍で日本独自のカーライフ事業が行われてもまったく不思議はない」と着眼点を示し「私たちは400万超のカードユーザー以上のお客さまと、徹底的につながることを目指す。スマートフォンアプリ、プラットフォーム開発を2018年度中に進め、その先にはお客さまのクルマとつながるシステムを開発する。システムをフル活用し、私たちの強みであるリアル店舗とのつながりで、新しい価値を見出していきたい」と戦略の骨子を打ち出した。
 さらに「電気の事業化は避けられない。モビリティやカーライフと、地域エネルギーの垣根はだんだん低くなる。カーシェア、レンタカー、買い取りなどを進めることでMaaSに結実していく」と、将来の展開に踏み込んだ。
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