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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2025年10月10日更新
自社算定実質ベース３円50銭　元売仕切り大幅値下げ
　ＥＮＥＯＳ、出光興産、コスモ石油マーケティングの９日以降出荷分の石油製品仕切価格は、３社ともに前週比㍑３円50銭の大幅値下げとなった。下落は２週ぶり。ＯＰＥＣプラスの増産観測に、米政府の予算をめぐる混乱が重なり、コスト算定期間中の原油価格が大きく下落した。政府補助は当週も定額引き下げ措置のもとでガソリン・軽油に㍑10円、灯油・Ａ重油に５円が支給され、仕切り変動には影響しない。いわゆる実質仕切りベースでは、ガソリン・軽油は７月３日改定分以来14週ぶり、灯油・Ａ重油は８月14日改定分以来８週ぶりの大幅値下げになる。

ＥＮＥＯＳ
　ＥＮＥＯＳは８日、９日から15日分に適用するガソリン、中間留分の「基準価格」を系列特約店に通知した。特約店筋によると、ガソリン、灯油、軽油、一般Ａ重油、ＬＳ（低硫黄）Ａ重油の全油種が前週比で㍑３円50銭の大幅値下げだった。
　原油価格が下げ足を速め、為替相場は円高ドル安に振れて原油コストを押し下げた。原油相場は、主要産油国の増産姿勢や米国の一部政府機関閉鎖による景気懸念などから下落した。為替は自民党の新総裁に積極財政・金融政策を唱える高市早苗氏が就任し、期間終盤には円売りドル買いが強まった。
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