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2024年5月20日更新
当期利益17%減 1〜3月天然ガス価下落
 INPEXの2024年12月期第1四半期(2024年1〜3月)連結業績(IFRS)は、当期利益が前年同期比17 ・0%減の1218億2900万円だった。原油価格に数カ月遅れで連動する天然ガスの販売単価下落が大きかったほか、アブダビでの原油増収にともなう法人税増加も利益を押し下げた。
 売上収益は原油・天然ガスの販売量増加や為替の円安が寄与し、3・3%増の5968億円。営業利益は1・4%増の3801億200万円、税引前四半期利益は1・1%減の3729億2300万円だった。
 山田大介取締役専務執行役員財務・経理本部長は14日の決算会見で当期利益に関し「昨年は油価もガス価も高かった。減益だが四半期としては上々の出来」と手応えを示した。
 原油販売量は1・8%増、天然ガスは2・1%増。期間の平均油価(ブレント)は㌭34㌣(0・4%)安の81㌦76㌣、平均為替レートは16円22銭(12・3%)円安ドル高の1㌦148円62銭だった。
 また今回の決算発表からIFRS(国際会計基準)に移行。グローバルメジャーと比較しやすくすることや、海外事業比率が高いことから適用を決めた。
 業績概要は次の通り(カッコ内は前年同期実績)。
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