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2024年5月8日更新
燃油販売2年連続減少 2023年度95.9%ガソリンは前年並み ジェット好調108.8%
 資源エネルギー庁がまとめた石油製品需給概要(速報ベース)によると、2023年度(2023年4月〜2024年3月)の燃料油国内販売量は1億4457万1333キロリットルだった。前年度対比で95・9%となり、2年連続で減少した。
 新型コロナウイルス禍影響の縮小と、物価上昇による買い控えが綱引きするなかで、自動車用燃料はガソリンが99・4%の4450万キロリットル だった。2年ぶりに減少したが、実質的にはほぼ前年並みに収まった。軽油は98・6%で2年連続減。2024年問題対応による物流効率化策が、需要の伸びを抑えたとみられる。
 灯油は96・3%にとどまり、3年連続で減少した。年度末の3月こそ大幅伸長を示したが、冬季需要が最盛期を迎える1、2月は暖冬で低調に推移した。A重油は94・7%。船舶の燃料転換が一服し、灯油と同様に暖房向け需要も伸びず2年ぶりに減少した。
 B・C重油は、電力需給ひっ迫懸念で増加した前年度の反動により70・2%、3年ぶりに減少に転じた。ナフサは94・6%で2年連続減。ジェット燃料油はほぼ一年を通じて回復基調が続き、108・8%と3年連続で増加した。


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