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2023年11月16日更新
吉田社長「中計順調に進ちょく」 CL、ガソリン1%軽油16%増 新車販売も好調

上期決算と中計を総括する吉田社長
 伊藤忠エネクスは、4〜9月期連結決算説明会を開催した。
 吉田朋史社長は冒頭、上期ベースで過去最高益を更新した当期業績について「前年同期、予算とくらべても増額となった。いつもの通り凸凹しながらの増益だったが、今上期では中期計画目標に向けていろいろなことを仕かけてきた。(中計スタートから)半年たったが順調に進ちょくしていると思う」と手応えを示した。
 当期は電力小売事業とカーライフ(CL)部門の自動車ディーラー事業が好調に推移したことに加え、メガソーラー発電所とCS(カーライフステーション)跡地の固定資産売却益を計上。営業利益は前年同期比46・7%増の159億円、四半純利益も28・5%増の89億円と大きく伸長した。
 今沢恭弘取締役執行役員CFO兼CIO兼コーポレート第1部門長は「分散された事業のポートフォリオ効果が働き着実な収益を確保することができている」と評価。通期業績は期初予想を据え置いたものの、年間配当は1株当たり52円(中間26円、期末26円)を維持する予定だ。
 CL部門は新車、燃料油の販売量がいずれも前年同期を上回った。新車販売では半導体供給の回復により日産「セレナ」など高級車が好調だった。また燃料販売はガソリンが1%増の108万7000キロリットル、軽油は16%増の137万9000キロリットルとなった。
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