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2023年11月7日更新
9月燃油販売98・8% 残暑厳しく輸送用伸びるー石油統計速報
 資源エネルギー庁が発表した9月の石油統計速報によると、燃料油国内販売量は1132万6605キロリットルで、前年同月比98・8%だった。前年を下回るのは4カ月連続。灯油とB・C重油が70%台、A重油も90%割れと低調で全体を押し下げた。
 燃料油価格激変緩和事業が延長・拡充し、仮需で実績がブレる特異な環境下で、ガソリンは100・9%の376万5384キロリットルと2カ月連続で前年を上回った。軽油も102・1%と3カ月ぶりに前年を超えた。残暑が厳しい一方で台風の影響が例年より少なく、自動車用燃料の実需にプラスに働いた。
 灯油は75・2%、A重油は89・3%と低調でそれぞれ2カ月連続、3カ月連続で前年を割り込んだ。補助事業の出口戦略に合わせて確保された在庫が、まだ回転していない影響とみられる。
 B・C重油は79・7%の56・7万キロリットル。対前年比率は前月の67・6%からやや改善したが、引き続き大幅減で前年割れが7カ月連続に伸びた。
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