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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2023年8月2日更新
ＳＡＦ・ＲＤ大規模製造検討　太陽石油沖縄で年最大22万㎘

南西石油
2028年度中供給開始

　太陽石油は、沖縄県でＳＡＦ（持続可能な航空燃料）と軽油の代替燃料であるリニューアブルディーゼル（ＲＤ）の大規模製造事業の検討を始めた。子会社の南西石油（沖縄県西原町）の設備や遊休地を活用。年間最大約22万キロリットルの製造を想定、２０２８年度中の供給開始を目指す。将来的にはアジアへの輸出や国産バイオマス原料の利用も視野に入れる。
　製造にはアルコール（エタノール）を原料とする「ＡＴＪ（Ａｌｃｏｈｏｌ　ｔｏ　Ｊｅｔ） 技術」を用いる。エタノールは賦存量が多いほか、元製油所の南西石油では桟橋や貯蔵設備を利用でき大型タンカーによる輸入やコスト競争力のある原料確保ができる。
　太陽石油は２０１６年に南西石油を買収後、遊休地を活用した新規事業の創出を検討していた。沖縄県は再生可能エネルギーによる大規模な電源開発が難しく、石油や石炭など化石燃料への依存度が全国的にも高い。
　また航空機やトラック、バス、船舶など運輸部門の二酸化炭素排出割合が最も大きく、カーボンニュートラルの実現に向けてＳＡＦやＲＤの利用が期待されているという。
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