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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2023年7月14日更新
出口戦略中盤も補助金３週増　段階的縮小もたつきに懸念
　出口戦略が中盤に差しかかっているにもかかわらず、燃料油価格激変緩和事業の政府補助金が３週連続で拡大する〝珍現象〞が発生した。新方式で本格的な出口戦略が始まったのは６月１日の仕切り改定から。同月22日改定分の補助額は９円と、１日時点の12円50銭から着実に縮小していたが、29日改定分では９円70銭、以降10円10銭、10円40銭と出口に向かう流れに逆行し補助金は増えている。
　６月以降の補助金算定は、従来方式で算出した補助額（基礎補助額）を段階的に縮小して出口に向かう。縮小率を２週間ごとに10％ずつ拡大し、９月末には縮小率１００％（補助額ゼロ）とする仕組みだが、基礎補助額が縮小率を上回るほどに上昇すると、補助金は増えてしまう。補助を引き上げる要素は、原油コストの高騰とＳＳ店頭価格の上昇だが、６日改定分はコストが横ばいでも補助金は増えており、効いているのはＳＳ店頭価格といえる。
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